March 28, 2012

本日発売 "YAKAZA ENSEMBLE meets SYUNOVEN"


Yakaza Ensemble meets SYUNOVEN

ペインター、SYUNOVEN(朱乃べん)の画集が本日発売となりました!!!!!


 01 İçbükeydış 9.38 
 02 Kum 4.16 9 

 03 Multan 6.32 

 04 Geri dönüş 7.34 

 05 Şeha 7.34

 06 Persona 7.08 
 07 İz 2.08 



2012/03/28 on sale
¥2835- (TAXin)

歪んだ遠心力を持って下降してゆく渦巻きが経文のように並んでいる。        
その中に無数の渦を内包して、呪術的な宇宙が美しい。
大友克洋(漫画家/映画監督)


神聖な声とメロディーが降りてくる宇宙の森を歩いているように感じる。
そこでは音楽そのものに癒されるだろう。
Joaquin Joe Claussell (DJ/プロデューサー)


JUZU自身がアフリカ/セネガルにレコーディングしに行く中継で訪れたトルコ/イスタンブールで
邂逅したバンドYakaza Ensembleと以前からJUZUのアートワーク、ライブペイントで深く関わりのある
SYUNOVENがそれぞれのアートフォームに共感し、神秘的なまでにシンクロしたまさしく
芸術作品が2012年春にリリースされます。
上記の言わずもがなのAKIRAで世界的に一世を風靡した大友克洋も絶賛する
SYUNOVENの奥深い世界。NYハウスの中心にいながらも、常に野心的な作品を創り続け、
クラブシーンのみならず音楽シーン全般に多大な影響力があるクリエイター/DJの
ジョークラウゼルも絶賛するYakaza Ensembleの新しいワールドミュージック。
完全にネクストレベルです。

今回の画集+CDというフォーマットはCROSSPOINTから2009年末にリリースされ、
大きな反響を呼び、セールス的にも好調な作品『SOFT meets PAN"TAM”』と
同じスタイルを継承しています。大きすぎず、小さすぎず、絶妙な大きさで
音と絵を楽しめる作品であり、レコード店から雑貨、アパレル、書店まで
幅広い店舗で置いて頂きました。
内容的にも今回は絵と音のオリジナリティーが素晴らしく高次元で
繰り広げられてると自負する自信作であります!

是非手に取って、耳を澄まして、この奥深い世界に足を踏み入れてください。



Yakaza Ensemble 
2006年結成。トルコおよびヨーロッパのフェス等で活躍。2010年に最初のアルバムをリリース。イスラム神秘主義スーフィーに基づく、独特の世界観は新しいワールドミュージックの形として各方面から注目されつつある。


SYUNOVEN / 朱乃べん
1980年福島県會津若松出身。仙台在住。ペインター。
スケートボードやHIPHOPカルチャーの自由で刹那的な思考と内在するコスモロジーの神秘を漂わす画風で描き現す。
2009SHINGANIST SHOWCASE TOURに参加。サンフランシスコ、ロンドン、東京の3都市で
グループショーを行い、同プロジェクトの画集もリリースされる等、精力的に活動。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

SYUNOVENインタビュー

*会津若松出身とのことですが、どのような環境のなかで育ったのでしょうか。
また、そうした環境は現在のあなたにどういった影響を与えていますか?
I heard you were born in Aizuwakamatsu Fukushima ,How was  the environment when you were growing up?
And How has it  given you influence in the present days?

會津は俺が生まれる前からあるものが深すぎて。俺のルーツは奥會津っていって盆地の西側の山の中なんですよ。
親がふたりともそこで。だから血は農民で育ちが城下町なんですけど
なのになんでこんなに想う気持ちがあるんだろうって不思議におもったときもあって。
だからこれは土地がさせてるんだと思うんですよ。しかも俺仙台住んでるのに。
育ったのはお城のすぐ近くの會津の盛り場で、親が料理屋で店の2階が実家で、
もろその盛り場のまわりだから刺激になるものは相当ありましたね。遊び場もそのへんで。あと城もいったり。


*ペインターを始めた経緯を教えてください。
What was the reason you started painting?

初めはスケートしてて絵が得意だったからグラフとか板のグラフィック、音のJKTに滅茶苦茶ハマって。
二十歳で仙台来てスケートで腰やっちゃって動けなくなって。そんで絵がっちりやるってきめて。
2000年頃バーンストーマーズとか自分の中でもまたなんか新しいのきたって感じで、
ライヴペイントやり始めたりしてそのころなんとなく俺ら世代でペインターっていう肩書きというか
フライヤーに表記したりでそんなようになってって。そもそもそのペインターっていうのが
画家でも絵描きでもいいんですけどそのペインターっていってる俺らの世代の可能性があって
そこも面白いのでペインターっていってるんですよ。


*スケートボードやヒップホップなどのストリートカルチャーからもさまざまな
影響を受けてきたのではないかと思います。それらからどういったことを学んできましたか?
I think you have been influence from the street culture  as like Skateboard And Hip Hop.
What did you learn from these culture?

理屈じゃない力の実在。これが一番くらいます。あと自由で刹那的な創造性。
壊して創るっていう身をもっていく感覚。そしてそこにある愛ですね。


*あの独特の画風、色彩はどこから生まれてきたのでしょうか? インスピレー
ションの源となったものがあれば教えてください。
Where did your unique style of painting come from?

源泉は自分の内なる喜びですね。その上で背骨としてのスケートやHIPHOP、會津やルーツがあるという感じです。
そういうように捉えられるようになったことがなにより大きいです。


*あなたは街中にタギングのように絵を描いていきますよね。あそこにはどのような思いが込められているのでしょうか。
What do you feel when you are painting like tagging in the street?

まず始めた当初からの憧れがあります。そしてリスペクト。いまのあれはやり甲斐を追求していって
ひとつたどり着いたカタチで根本は現画も外も変わらないんです。
でも路上はメンタルよりフィジカルのほうを迫られることがあるから
そこをクリアできる内容で尚かつ渋いやつがいいんです。スタイルウォーズです。


*イスタンブールのヤカザ・アンサンブルとのコラボレーションしてみた感想を。
How do you feel of the collaboration with Yakaza Ensamable from Istanbul/


彼らの音は完全に繋がってるんですよ。シルクロードで。メロディとか間に通底する感じが
懐かしいような気持ちになるっていうのは道があるっていうことだと思うんです。
お互いの作品を喜びあってて、しかもかなり深いところで共感できてるし。
しかもアジアの端と端ですよ。しかもここに至るまでの運びも非常な事態の中だったから
まず物になってよかったです。そしてこの運びがまだ続くんですよ。


*彼らのようなミュージシャンだけでなく、ライヴペインティングなどではDJともたびたび競演しています。
こうした音楽家たちとのコラボレーションはあなたににどのような刺激を与えていますか?
What kind of inspiration do you get from collaborating with musicians?

要は同じなんですよ、出し方の違いで。どうゆうアートやるのかは。
こうゆう表現の構造っていうかカタチが面白いんですけど音はそうゆうのが本当に面白い。
絵は、絵を見ると目になるから動けなくなるけど。音は聴きながら何かをできるじゃないですか。
そうゆうことからくる表現する内容の在り様の幅とか絵にも凄く影響を与えていると思う。
あとは良い曲を聴けるっていうのが何より最高です。


*本作について「3.11後の僕を支えてくれたともいえるプロジェクトです」とブログ
で書いていましたが、どのような意味で支えになったのか、より具体的に教えてください。
You wrote in your web column that (This project have been supporting me after 3.11) .
How did it  actually support you?

具体的にといっても要は気持ちですね。いまもだけど直後の非常事態のなかでスタートを切ったから。
数々の運びがあったし、かなり高い次元でやれてますよ。


Interview by OISHI HAJIME
March 2012 







お問い合わせ:CROSSPOINT / PROCEPTION